サスケの受難
サキとユイはサスケが寝ている横にある荷物を物色した。とそこでサスケは覚醒した。
「あ、何するんだ。」
サキはにやりと笑う。
「ねぇ、財布どこに入っているんだ?」
「え、カバンの奥。」
と、ユイは爆笑しだした。
「えっえっ?」
サスケはきょとんとする。
「そんな事行ったら取られるに決まっているじゃないか。」
「あっ。」
とサスケが言った時にはサキはもう財布を取り出していた。
「がま口だ。」
「しかも小さい。」
サキとユイは口々に言った。
「返せよ。」
サスケは取り返そうとするがひょいっとサキは避けてしまう。
「遅い遅い。」
「そう言えばこれってカスミが読んでいたような・・・。」
とサスケとサキが戯れているうちにユイはサスケの荷物の中にあった本を物色する。
「あ、それは!!」
「しかもカスミが使ってた栞が挟まれてる。」
サスケは真っ赤になった。慌てて、掴みかかり、取り返そうとする。
「サキ。」
ユイはそう言って本を投げる。こっそり、栞は抜き取ってだった。
「あっ。」
そう言ってサスケはサキに駆け寄る。
「おっし、じゃぁ、ユイこれやるよ。」
そう言ってサキはユイに財布を投げ渡した。
サスケはそれを目で追ったが先にサキにとられた本を奪い返すことにした。
サスケはサキの手から本を取り返そうとする。しかし、手を伸ばしているサキの背には届かない。
ジャンプするがまったくもって届かなかった。届きそうになるとサキも逃げる。
「それ、だけでも、返せよ。」
ジャンプしながらサスケは言う。
「うぅ〜んどうしよっかな。」
とニヤニヤしながらサキは言っていたがその一瞬後、サスケはその見の軽さで本を取り返した。
「あぁ〜ぁ、取り返されちゃったな。」
サキは残念そうに言う。
「下手だね、サキ。」
ユイはくすくす言ってひらひらと財布を振る。
「それも返せ。」
そう言ってサスケはユイに突っかかるがユイは避けてしまう。
「さて、どれぐらい入っているかな?」
ユイは物色する。サキはそれを覗き込む。
その中に入っていたのは350ぽっち。
「ごめん、返すよ。」
なんとも哀れむような目でユイは言った。
後ろで見ていたサキもうなずく。
「350ぽっち、ならな。」
こちらも同情の目だ。
怒ろうとしたがあることに気づく。本を見ると栞がない。
「し、栞!!返せ、お前らが取ったんだろ。」
サスケは二人に突っかかる。
ユイはくすくす笑って答えた。
「僕は、もってないよ。それにサキも持ってない。」
サスケはきょとんとしていたが、慌てて荷物を見る。
その中に栞はあった。ユイがこっそり入れていたのである。
「やっぱりサスケをからかうのは楽しいな。」
「あほっぽい行動が。」
サスケの受難はまだまだ続きそうだ。
本日の犠牲者、サスケ
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