呪い人形


「これ、どうしよっか?」
サキは大量にある、腕を組んだ。

目の前には大量の呪い人形が山となっている。
普通の人なら逃げ出しているところだろう。

「いくつあるの?」
ユイは尋ねる。
「693個」

それだけ集めるのに、呪い人形を落とす辺りのモンスターは刈り取られていた。
「暇だねぇ。」
ユイは呆れた。
「そういうユイも手伝ったくせに。それより、これ、どーしよ。」
「みんなの部屋に置いたら?」
「あ、それ、いい!!」
後で、シュウに怒られるのは、無視である。

「でも部屋は、鍵がかかっているんじゃぁ?」
「サスケも、仲間にしよう。」
と、言うことで、サスケを拉致…ではなく、仲間にし、各部屋へと呪い人形を置いていった。
サスケの悲鳴は無視である。
置く場所も目立つ場所でなく、普段は開けないような、棚の中に入れる。

その方が、ドッキリ感がある。

「やっぱ、不幸な人には多めにだよね。」
サキはノリノリである。
「とーぜん。」
ユイも楽しんでいたが、シュウに怒られる覚悟をしているサスケは悲愴な顔をしていた。

◇◆◇

一通り、置き終わった後、ユイとサキはサスケをつれ、最後の難関へと向かった。

「ここの鍵、複雑で俺には開けられねぇ。」
そこは、シュウの部屋だった。
さすがに、何回もいたずらされているだけあって、鍵は頑丈である。

「本当に開けれないの?」
そう言ってユイはサスケが、動かしてた針金をとり、細かく動かす。
しばらくして、ガチャという音がした。
「あ、開いたみたい。」
「スゲー!!」
サスケは感心する。
「ぐーぜんだよ。」
そう言いながらも、ユイは棍を構えた。サキも同時にトンファーを構える。
サスケも慌てて手裏剣を構える。
「サスケは、外に出ていて。」
サキは緊張した面持ちで言う。

サスケは文句を言いたかったが、気配に気づかなかったのは事実なので、おとなしく、後ろに下がる。

次の瞬間、サキとユイは、中にいた刺客達に、武器を向けた。
軽やかに刺客たちを打ち倒していく。

◇◆◇

刺客たちが死屍累々と倒れていた。
そんな中で、もちろん、呪い人形を隠していく。
日ごろのうらみもかねて多めにである。

「そこで、何をしているのですか?」
絶対0度のシュウの声がする。
その手には、捕まえたサスケがいる。

「えっと、刺客がいて…。こ、ここの鍵を開けちゃうぐらい、凄腕みたいだよ。」
サキはジリジリと後ろに下がる。
ユイは、と横を見ると、そこにはおらず、窓が開いていた。

「その手にあるものは?」
シュウが指さした先には、呪い人形、10個組。

「え、えーっと。」

その後、シュウのお説教は10時間も続いたという。


「2時代のユイ(ノア)とサキの仲良しなお話」です。それほど、二人の絡みがないというか…。
卯月柘榴さんだけお持ち帰り可です。
シリアスか、ほのぼのがよければ新しく、書きます。
リクエストありがとうございました。


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