出会い


GM:で、どんな生い立ちで、どうやって出会うか、だよね。
シキ:ハイ、クロロ拾いたいです。
GM:いいんじゃない?
クロロ:(ぎょっとした顔になる。)
JJ:じゃぁ、おらは、キャベツ畑を荒らしているところをシキに怒られたことにするだべ。
リア:じゃぁ、ボクはクロロをつんつんしていたってことで。
クロロ:絶対それって木の棒拾ってつんつんしてるって。(涙)じゃぁ、俺は任務を任せられたってことで。16歳だったら大人だからね。
シキ:子供じゃない?
クロロ:大人。
シキ:え、盗賊に襲われて文無しになったのに?
クロロ:(涙)
JJ:年下ににいじめられるだべさ。
リア:そうやねぇ。

と、わいわい決めていた。

シキ:ところでスティアは?
スティア:・・・・・・

シキ:じゃぁ、クロロが頼りないからってお目付け訳されたってことで。
スティア:こっくりと頷く。

GM:というわけで、設定まとめてね。

◇◆◇

クロロ=シャネルは餓えていた。
目の前の風景はしろばみはじめ、頭は朦朧としてくる。
ばたり、とクロロ=シャネルは道に倒れ伏してしまった。

クロロ=シャネルはある有名な神殿の神官長の息子である。
そのおかげで、といってはなんなんだが、今回、異常な森についての調査のため、レイ神殿に派遣されることになったのだ。
もちろん、異常な森については冒険者を雇うことになっているのだが、その調査結果を確かめるためここにいるのだった。

なのに、だ。
なぜこんなところで倒れたかと言うと、盗賊に身包みはがされてしまったからだ。
それでも、なんとかレイ神殿まで行こうとした。
しかしだ、餓え、に人は勝てない。
あと少しでレイ神殿がある町に着くというのに倒れてしまったのだ。

道半ばにして、死す、か・・・・・・。短い人生だったな・・・・・・。
そう思ったとき、声、が聞こえた気がした。甲高い子供の声。
「これ、何かな。」
その猫耳族のヴァーナの子供、リアは首をかしげた。
「メ・・・シ・・・。」
クロロは息も絶え絶え、と言うように言った。
リアはその声に首をかしげたまま、手近な棒を拾って、クロロをつんつんしだした。

クロロは、ぐったり来て、沈没した。

それから一時間ほど過ぎた。
リアはまだつんつんしていた。

「何しているんだ?」
そこに通りかかったのはシキ。
普通のヒューリンと違うところはその背に黒い羽があるところ。
普通とは違うものが好きなリアはシキに興味を持った。

「つんつんしているの。」
リアは当然と言うように答える。
「つんつんしているのか。」
「お兄さんだあれ?」
リアはもうぼろきれみたいなクロロから興味をなくしていた。
「私か?私はシキと言うものだ。」
「えっと、ボクはリア。」
「このぼろ雑巾みたいなのは?」
「知らない。」
リアは首を振る。
とそこでクロロの手がシキに伸びてきた。シキはとっさにあとづさる。
クロロの手は虚空をつかんだ。

ぎゅるるるるるるるるるる。
盛大なクロロの腹の虫がなった。

シキは思案した。

「君はお腹がすいているようだね。これを食べるかい?」
にっこり笑ってそういった姿は後々クロロに悪魔の笑みだと言われることになる。

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