出会い


「あー生き返った。」
「お腹いっぱいになった?」
「あ、もうちょっと欲しいな。」
リアとクロロはほのぼのと会話をする。

「ってことで、これから付き合ってもらうからな。」
シキはにっこりとクロロに微笑みかけた。
一飯の恩は一生の恩ってね、と歌うように言うシキにクロロはじっとりと汗をかいた。

「な、なんで?そりゃぁ、飯、もらったけどさ。」
「うん、決定事項だから。」
戸惑うクロロにシキはあっさり言う。
「逆らう気?」

シキのその笑顔はクロロに恐怖を与えたのだ。

「まずは、ユーゼフの村まで行かないとね。」
その目的地はクロロの目的地と同じだった。

リアは楽しそう、と言って後ろからついてきた。

◇◆◇

シキたちはのんびりと町へと歩いていた。
出てきたモンスターは雑魚ばかりだったので簡単に蹴散らす。
と、変なものが見えた。

キャベツをもしゃもしゃと食べている羊・・・・もといい、ドゥアンという種族のジョック・ジョン、通称J.J.だった。

「おいしい?」
リアが尋ねる。
JJは食べたまま、こくりと頷いた。

「おなか減っているのか?」
シキが尋ねる。
「おら、落ちてたから拾って食べただけだべ。」
ふぅーん、とシキは頷く。

「それは落ちてたって言わないって。」
クロロは突っ込む。

「私と来れば、キャベツをやるが。」
「行くだべさ。」
JJは即決した。ちょっと頭は足らないJJだった。

「にしても、なんであんなところにいたの?」
クロロは尋ねる。
「あたまん中に行けって声が聞こえただべ。」

三人は沈黙した。


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